活動報告 [activities report]

2023年度報告

物価上昇は食料品だけではなくあらゆる物の価格が去年と変わらず上昇し続けています。現地の写真を見ると靴やスリッパがボロボロの生徒が前よりも増えている感があります。
食事をまともに摂れない生徒が多くなっているため、学校やPTAはなんとか学校給食でお腹を満たしてもらえるよう努めています。とはいえ、政府が無償で支給している給食ではなく、地域住民の助け合いで支えられている給食なのでコストがかかるため栄養面は追いつきません。地元の役所や農家がジャガイモなどを無償で支給したりして賄っている状況です。給食は“パスタとパン”、“紅茶とパン”などとても粗末で、お腹を満たせる食事の提供で精一杯です。
エチオピアの主食であるインジェラは高過ぎて給食として出せないとのことでした。

この様な、なかなか厳しい状況下ですが、生徒達は他の学校に比べて優秀だと校長やPTA会長から、嬉しいお話を伺いました。8年生は全国試験があるのですが、近隣の学校では、3分の2の生徒しか合格していない学校もある中で、なんと82人中75人が試験に合格しています。

ペン
1,500本
ノート
3,000冊

*今回は、666人の生徒に配布しました。学校は毎年、困窮生徒数を確認していますが、 この内111人が特に困窮しています。親と暮らさず親戚宅で暮らす子どももいます。 教科の数が違うため、ノートとペンは、困窮生徒及び、より教科の多い高学年の数を多めに学校の判断で配布しました。

現地の様子

■活動報告動画【校長先生の謝辞】

 

2022年度報告

ディマ・マノ校への支援

エチオピアはコロナ禍に加え、2年間の内戦があり、経済の悪化で物価が高騰しています。
私達が支援する現地の生活は、物価はコロナ禍前に比べて2倍以上になっているものが多く、大変厳しい状況です。 毎日の食事がままならない子ども達が年々増えているため、学校で朝食と昼食を提供しています。国からの公的支援がないため、かかる費用は地域の人々がお金を出し合ったり、地域にあるバラ農園などの企業の寄付によって賄っている状況です。
農家が多いので、農家が採れた作物の余剰を学校に寄付したり、母親らが、学校の台所で僅かな手当てで食事を作ったりもしています。栄養価のあるものを提供したいですが、費用がないため、比較的、安価な炭水化物の食べ物 例えば、「パスタとパン」、「米とパン」、「お茶とパン」。エチオピアの主食のインジェラを提供することはできないのが現況です。

ノート
1~8年生633人 1人各3冊 計1.899冊
ペン
5~8年生269人 1人各10本 計2,690本

*今回の余剰分は困窮家庭の子どもに配布致しました。

現地の様子

 

2021年度報告

ディマ・マノ校への支援

私達が支援する現地の生活は、急激な物価上昇などにより、一層厳しいものとなっています。

ノート
1~4年生277人 1人各5冊
5~8年生283人 1人各8冊
合計で3,489冊を支援いたしました。

*ノートは、3年前より三倍近くの価格になっています。

現地の様子

■活動報告動画

2020年度報告

ディマ・マノ校への支援

新型コロナ感染症パンデミックや内戦続きで学校が長い間休校でしたが、プロジェクトの現地スタッフが5月末に 学校に伺いお渡しする事が出来ました。

マスク
生徒用マスク → 1260枚
教師用マスク → 56枚
除菌液
24000回分
水タンク
3台 *現地の水道局が後日設置する予定
現地の様子

2019年度報告

ディマ・マノ校への支援

スクールセーター
全校生徒624名分のスクールセーターを寄贈させて頂きました。

エチオピアでは、世界的に感染拡大が止まらない新型コロナ感染症への措置として、3月17日から、全学校を休校としました。
プロジェクトの、現地スタッフが、4月10日新校長カマル氏とPTA会長に学校にて寄贈。
セーターは校長室で保管し,学校が開校してから生徒一人一人に手渡しする予定です。(2020.8.18現在)

現地の様子
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